会長のご挨拶Greeting

今年スペシャルオリンピックス(SO)日本・神奈川は創設29年目を迎えます。

小さな組織から始めて、今は県下で15競技のスポーツプログラムを36会場で開催し、約400名のアスリートと約300名のコーチ、ボランティア、ファミリーが活動しています。

昨年6月にベルリンで開催された夏季世界大会には9名のアスリート(女子バスケット7名、馬術1名、ボウリング1名)と障がいのないパートナー1名(ボウリング)が参加しました。また、昨年11月から今年の2月に長野と北海道で開催された冬季全国大会には31名のアスリート(フロアホッケー14名、アルペンスキー5名、フィギュアスケート3名、スピードスケート9名)が参加し、金・銀・銅のメダルを獲得する大活躍をするとともに現地の方々との交流も深めてきました。

毎年県下で開催される地区大会には近隣の都県からもアスリートを招待して開催しています。

アスリートたちは大会のみならず日常のプログラムや、その他のSO主催の交流イベントでも生き生きと自分らしく競技に向かい、また振舞っています。SOの環境だけでなく、社会の中で彼らが自分らしく生きていけるような日がくるまで、SOの活動は続けていかなければなりません。しかし、SOの知名度はまだまだです。

このホームページをご覧になった方々のご協力も得て、日本全国にSOの活動への認知が広がり、知的障がいの方々の存在と彼ら彼女らの貴重な潜在能力を理解する社会の到来を心から願っています。

ご協力をよろしくお願い申し上げます。

認定ＮＰＯ法人スペシャルオリンピックス日本・神奈川
会長　剱持睦子